発達障害者として次の仕事に応募する田中に、いま必要なのは自己理解ですと、そのように学校で言われますので、自己分析の本をたくさんやっていきますよと。それでこの前書いたように、自己分析の本をやっていると、自己否定の感情が薄らいで、将来が見えるような気がして、精神的に苦しいみなさんにはおすすめですよと、そういう話をこないだやりました。
大学を文学で卒業した田中、あるいは読書が趣味の田中、にとって、いわゆる自己啓発本はこれまで、読む価値のない本であったと、こういう感覚は物語を得意分野とする読書家のみなさんには共感していただける感覚なのではと思うのですが、大人の発達障害者がこれから発達することがあるんだとしたら、それは意識的な自己啓発以外にはないのではないでしょうか。ということで、弊ブログではこれから、就職活動の自己分析本とその周辺、また自己啓発本の類を読むたびに、報告をやっていこうと考えています。
そこで先日読み始めたと申し上げた本をさっそく読み終えていますから、それからやっていきましょう。梅田幸子『最強の自己分析』。この本のよいところは、こないだも書いていますが、新卒就職の大学生よりもむしろ転職者をターゲットにしているところです。ワーク形式で本に書き込んでいくと、自分が次にすべき仕事の像が見えてきます。得意⇔苦手、心が喜ぶ⇔ストレス、という二軸のマトリックスをたてて、この「得意で心も喜ぶ」という仕事をしないことにはうまくいきませんよというのは、これまでの実感からもきっとそうだろうと思うところです。
大丈夫です。”過去”は変えられますから。これはまとめのところの一節。全部が全部こんなポエジーではなく、もっと実践的なワークが盛りだくさんなのでご心配ないように。しかし、いつまでも過去の嫌な記憶にとらわれていても仕方ねえよな、とは思っていたところですから、こういう言葉が沁みました。とくに転職を考えていらっしゃらない方にも、学ぶところ多い本のような気がします。どうでしょうか。
もちろん、起こった出来事は変わりません。
しかし今、幸せなら過去のすべてを愛せるようになります。
これからの生き方次第で、今感じている後悔も消える日が来るのです。
0 件のコメント:
コメントを投稿