2019年6月1日土曜日

障害年金はベーシックインカムか


以前からお話ししていた通り、田中は前職を辞めるにあたって、障害者として生きていくことをきめましたので、前職を辞めるくらいのタイミングで行政書士の先生に相談して、障害年金の受給申請をしました。

以前話したときにも書いたことですが、大事なことなのでもう一度言いますと、障害年金の手続きは非常に複雑で面倒なものになっており、あきらめてしまう人も多いそうです。また行政書士の先生に支払う金額が数十万円するからそんなもんは無理やと、そういう話があります。実際、田中も最初はそういう業者に依頼することも考え、あきらめようとも思っていたのですが、結果的にたどり着いた行政書士の先生は、障害年金が支給開始になった時に、最初の一か月分を料金として請求しますという、そういう先生です。つまり、そういう先生をみなさんも見つけましょう、という話です。何十万も払うもんじゃないと、それは覚えておいてください。

さて、昨日のことですが、ついに田中の家に厚生労働大臣から手紙が来まして、田中は発達障害ですから年金を払うことに決まりましたということでした。そこで行政書士の先生に連絡をしたところ、いま手紙が来たら最初の支給は7月だろう、ということで。そのあとはひと月おきに2か月分の年金が支給されるとのことです。また2年にいっぺん、診断書がウチに届くのでそれを医者に持っていって書いてもらい送り返すと、たぶん一生金がもらえますということで、田中はよろこびました。

ところで田中はいくらもらえるのかというと、1か月あたり4万いくらであり、ひと月おきに10万円弱がもらえるという、これが障害年金のいちばん低いグレードになります。まあそんなもんだろうとは思っていました。が、もし仕事をしなくても生きていかれるくらいマネーがもらえるならばどれほどいいだろうと、そう思っていたんですね。田中はたいへん家賃の安いアパートに住んでいますから、だいたい年金で家賃と水道電気くらいまではまかなえる額ですが、それでも食べ物を買う余裕などはなく、やはり働かなくてはならないだろうと、そういうことになりました。

いつからかインターネットでは、ベーシックインカムという言葉が流行りだしました。田中にとって障害年金はベーシックインカムと言ってもよいものかも知らません。発達障害のケアにかかわる金額よりも多くもらえるからです。しかし、田中は障害者として仕事をするのですから、一般枠よりもお賃金が低いですので、そのぶんを補っているのだという言い方もできます。ところが田中が次に応募しようとしている障害者枠の求人は、前職のお賃金よりも高いところばかりです。これは前職が農業であるのに対して、次は事務職に就くためにいま勉強をしているからです。そんな農業してた人が事務職なんかできないでしょうというときに、田中は発達障害者になりましたということが、いわば利用されるわけです。

そのようにいろいろと考えると、田中は障害者になったほうがお金持ちになり、お金があることで精神が回復すれば、もっともっと田中はしあわせになるでしょうということです。そのとき、障害年金とはいったいなんなんでしょう。もらってもいいマネーなんでしょうかという気がしてくるのですが、厚生労働大臣がくれるのでもらいたいと思いました。きょうのおはなしはおわりです。

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