2019年6月11日火曜日

麻井宇介=浅井昭吾 著作リスト


麻井宇介は日本を代表する知性である。現在の日本ワインの礎として名高い彼を知らないワインフアンはいないが、日本においてワインを知る人はまだ少なく、ワインを知らない人は麻井宇介も知らない。これは大変不幸なことだ。元ワイン製造業勤務の田中が発信している弊ブログは、ワインを知る人と知らない人の懸け橋になりたい。ワインは飲まなくてもよい。しかし麻井宇介は読まなければならない。麻井宇介を読むことで得られる知は計り知れない。

ウィキペディアに「麻井宇介」の項がないことをついこないだまで嘆いていたが、最近になってようやくその項があらわれた。なければ田中が執筆しようかと思っていたところだったが、無事補完されたようでありがたい。ここではウィキペディアより詳しい、麻井宇介著作リストを公開する。■が単行本、◇が雑誌記事、★は本名・浅井昭吾名義である。このページをプリントアウトして図書館に行ってほしい。またここにない著作をご存知の方はご一報願いたい(手に入れやすい新版などもあるが、このリストでは基本的に時期のはやいものを記載している=重複を省略)。いずれ内容は紹介していく。

■『ウイスキーの本』(碧川泉・麻井宇介 井上書房 1963
★「ワイン業界の70(醸界70年の歩み)
(「日本醸造協会雑誌」70(8) 1975-08 p.p523526
★「ウイスキーの味 (醸造飲食品の味-1-<特集>)
(「日本醸造協会雑誌」75(8) 1980-08 p.p635640
◇「随想:飽食時代の酒」(「食品工業」23(3)(473)1980-01
■『比較ワイン文化考 : 教養としての酒学』(中公新書 1981
◇「ワインつくりと化学」(「化学の領域」35(5) 1981-05 p.p392395
■『「酔い」のうつろい : 酒屋と酒飲みの世相史』
(日本経済評論社 1988 <>の昭和史 ; 8)
◇「ウイスキーの香り」(「化学の領域」37(1) 1983-01 p.p3135
◇「国際商品としての酒」(「国際交流」20(3) 1998-04 p.687
★「農業と工業の間にあるもの」
(「日本醸造協会誌」 85(11) 1990 p.761-761
◇「「酔い」のうつろい--昭和の酒はいかに変遷したか」
(「酒研会報」29 1990-03
★「《対談》酒をのむ・水をのむ」
(「酒文化研究」2 / 石毛直道 ; 浅井昭吾 ; 田村義也 / p239 1992-09)
■『日本のワイン・誕生と揺籃時代 : 本邦葡萄酒産業史論攷』
(日本経済評論社 1992
■『ワインづくりの四季 : 勝沼ブドウ郷通信』
(東京書籍 1992)(東書選書 ; 122)
■『ワインを気軽に楽しむ : 豊潤なバッカスの世界への招待』
(講談社 1992(講談社カルチャーブックス ; 64)
★「ワイン用ブドウの現状と将来」
(「日本醸造協会誌」88(5) 1993-05 p.p338343
★「ワインあれこれ ワインの地平を展望すれば」
(「Vesta」通号 36 1999-11 p.7277
★「酒」(杉田浩一責任編集『調理とたべもの』味の素食の文化センター1999
■『「酒」をどうみるか:2麻井宇介対論集』
(醸造産業新聞社 2001-10
◇「特別講演 21世紀の『日本の酒』を考える」
(「醸造論文集」 56 2001 p.87107
■『酒精の酔い、酒のたゆたい : 酒論の拾遺』
(酒造産業新聞社 2003
■『ブドウ畑と食卓のあいだ : ワイン文化のエコロジー』
(日本経済評論社 1986
■『酒・戦後・青春』
TaKaRa酒生活文化研究所 2000 (酒文ライブラリー)
■『ワインづくりの思想 : 銘醸地神話を超えて』(中公新書2001
★「The Introduction of European Liquor Production to Japan
(「Senri Ethnological Studies64国立民族学博物館 pp.49-61  2003-11-25

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