2019年2月7日木曜日

天王洲アイルは何色ですか


天王洲アイルという場所に行ったと前報しました。ここに行った理由の本題を書くのはもう一つ先にしますが、しかし天王洲アイルという場所は特有のセンスを持つ街でした。トーキョーベイの海風を感じる倉庫街を基調としているのですが、不思議と大型トラックがびゅんびゅんしている感じがなく、素敵なカフェやらなんやらがあってという。「アイル」は英語で「島(アイランド)」だそうである。


まだ黙っている本題のイベントの帰り、というか行きがけから気になっていたのが、このショップ「PIGMENT」でした。こんなところでこんな店があるのかというおどろきと、外からの見た目の美しさと。なかなかこういうハイセンスなところに入ってみようという気分になる人じゃないのですが、これはぜったい見ておくべきだわというものを感じて、そろそろとおじゃまいたしました。

日本画材のお店のようでした。店の外から私がまず気になったのは、この筆の配置でした。民俗学の学術的な展示の雰囲気すらある。美しくて、見入ってしまいました。

インターネット調査によりますれば、たてものは隅研吾のデザインとのことです。モダンな感じと竹が象徴する日本の伝統感がきちんとマッチしています。


そしてやはり目をひかれるのは顔料の、それぞれの色の美しさ。これはもう写真にとらないともったいないと思って、ふだんはそんなことしないのに、思わず店員さんに声をかけて、この店の中を写真に撮ってよいか聞きましたら、撮影は自由だしハッシュタグをつけてじゃんじゃんネットにあげてくださいとおっしゃっておられまして(笑)、このようにまとめさせていただきました。






さすがに顔料を少しおみやげにといった感じにはなりませんでしたが、とにかく見ていて飽きないです。画材屋でありながら自らも美術館的役割を自覚してらして、時おり展示の解説めいた説明板などもあり。天王洲アイルに行く機会がありましたら必ず立ち寄ってごらんになることをオススメいたします。

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