2019年1月27日日曜日

東京都日野市南平競輪愛好会活動報告


無職のおじさんはなんだかんだで忙しく暮らしております。失業保険が減額されない程度の内職をして少しの金を得るとともに知らない知識をどんどん溜め込んでいます。溜め込んだ知識はどこだか私の知らない場所で公開されインターネットの肥やしとなっています。インターネットの肥やしとなった代金を得ているのだと思うとよろこばしい思いがします。がこの内職は知識の収集をする趣味としておこなっているのです。発達障害者である私はこのようなフリーランスで生きることも場合によっては仕方ないと思いつつも、もういちどきちんと会社員をすることのほうに目標を置いています。ただ自分勝手に生きているだけの人生に果たして意味があるだろうかと、これはいろいろご意見もあろうところでしょうが。

一方で私は仕事をしていようがいまいが競輪観戦という公営ギャンブルが好きで、他のギャンブルはしないし興味がわかないので競輪選手はかっこいいなあとか自転車競争はたのしいなあとか競輪というもの自体に魅力を感じていることは間違いないのですがしかし、いましている内職とくらべたら競輪のほうがマネー目的が高いような感じがします。やはりそこは身銭を切っている以上真剣勝負となります。でも仕事ではなく娯楽であるわけですから、とつまり「たのしいこと」と「マネーを得ること」の関係についてもまた、考えるところが多いですね。

内職をやりはじめるといくらでも続けてしまうので、きょうは日曜日だし一日お休みにして競輪を見ましょうと何も考えず立川競輪場まで車で出かけたのですが立川競輪場に到着しましたら立川競輪場がお休みでした。そんなことがあるのです。きょうは松坂記念競輪G3の決勝戦の日なんですよ。そんな日曜日に休みますかなんで休むんですか? 

私がこれまで暮らしてきた土地ではそんな競輪大会の大事な時に休む場所がなかったので大変驚きました。富山競輪場は別の競輪場の券を毎朝7時15分から販売していましたから毎朝それを買ってから会社に行ったりしていました。こないだまで住んでいた山梨県は競輪場のない県ですが家のすぐ近くにある場外車券売場「サテライト双葉」は毎日日本全国どこかでしている競輪大会を見ることができ、競馬競艇オートレース競輪の公営4競技の券が一箇所で全部買えるというたいそうファンキイな施設でした。なんで立川競輪は開けば私のような無職のおじさんが集まるのにきょう閉鎖していたのかさっぱり理屈がわかりません。

立川競輪場近くのセブンイレブンに車を止めて、私の住んでいる東京都日野市南平から一番近い立川競輪場、の次に近い京王閣競輪場は開いているだろうかと調べてみたら開いていました。しかし京王閣競輪場の駐車場は1日800円~1000円かかるというのです。これもまた私にしてみれば驚きです。1月のはじめに立川競輪場で大きな記念競輪大会があることは競輪ファンなら誰でも知っているところ、私も引っ越してきてすぐ立川競輪場に特に意識もせず車で出かけたのでしたが立川競輪場の駐車場は無料なのです。そりゃあそうです富山競輪場だってサテライト双葉だって他にも車で行ったことのある競輪場は多いのですが伊東温泉競輪とか奈良競輪とか高知競輪とかいままで行ったところで駐車場で金を取られたことはなかったはずです。

だって競輪場には金儲けに行くのです。金儲けに行ってハムカツを食べてこのハムカツ代は私が労働した分で食べているのかそれともさっきのレースが当たった金で食べているのかとすっかり迷ってしまうこともしばしばです、が、ハムカツならまだしも駐車料金なんて払えるわけがありません。駐車料金をはらって予想がひとつも当たらなかったらとても笑えません。駐車料金を払って予想が当たって駐車料金がペイされたところでなんやねんということになるでしょう。そもそも立川だって京王閣だって車でなくても自転車で行けばよい距離かもしれませんが、きょうは休みと決めていたので京王閣競輪にきょう行くのもやめになりました。きょうの朝少しだけ頭をよぎっていたのです、立川競輪場まで自転車でいってみようかと。それで立川競輪場が休みだった時のことをかんがえたらもう私は競輪ファンをやめたかもしれないので、自転車で行ってファンをやめたほうがおとくだったかもしれないなあと思いました。

そんなこんなで競輪に集中する一日にするのはやめてスーパーで買い物をしてから家に帰り、インターネットで中継を見ながら投票をしたのは9、10、11、12の4レースでした。8コも投票せずにやり過ごしたのでおとくでしたね。9レースは近藤たつにいがあんな離れるかねとは思いましたが、伏見と林雄一が2番9番の「ニク」で来そうなレースでもあり、柴崎あっくんは外せないだろうと、こんな感じで買いましてさっそく的中。
10レースかなり人気が割れていて買いづらいことこの上ないレースでした。やはり2小倉9井上というのは別線ながら展開的に途中でならびそうなふたり。そして2929ボーイズ(松坂は各レース2番車9番車が強い人になることが多くまた29歳の競輪選手を優遇するという牛肉にとりつかれた競輪場です)の3ほりうちくんが気になるところでした。やっぱりほりうちくんは最後すごかったんですが、8かわむらこうじの番手まくりがそんな信用できないわと思った私ははずしました。松坂牛にとりつかれていたのはどうやら私のほうでした。買いすぎです。
11レース。これは順当にいけばわたなべゆーたというレースですが、今大会いまいちに見えましたからちょっと買いづらいなと。それで出走表をみていたら、これはもしかするとついさっきの10レースの836がもういちどくるんちゃうのん、と普段こういうことはあまりしないのですが、836をもう一度買ってみたりしました。8がまた番手まくりでほーらと思いましたが思っただけで当たりませんでした。
最終12レース決勝戦。地元ということもあり浅井康太に人気が集まるレースですが、それこそ立川記念で清水ひろとくんに負けるようじゃあなあと思ってでも外せはしないでしょうと竹内もいちおう。だけどほんとにこの大会で調子がよかったのは村上ひろゆきと野田源ですねということで、もうこれはわれながらおみごとな予想でした。大正解です。あそこでいつもならひろゆきのコースで野田源が走ることも多い印象があります。私の予想はむしろそっちの可能性のほうがある気がしていて、野田源が優勝ならけっこういい配当になるわえと思っていましたが、やはりこの大会はひろゆきのほうが調子がよかったということになります。調子がいい人はああやって外側をまわっても届くのです。それに対してイマイチの人はウチにさしこみます。野田源と浅井はそうしてからんでいましたね。
ということで松坂記念競輪はむらかみひろゆきが優勝となりました。表彰式で観客の中にこどもがいたようで「よかったねー」とこどもが大声でさけび、ひろゆきがこどもに手を振っているのをみて、ああ競輪ってほんとうに素晴らしいですねと無職のおじさんは泣いていました。きょうの投資は5100円、払い戻しが23090円、よい日曜日となりました。それではまたお会いいたしましょう。明日もまた涙を拭いて生きていきたいと思います。それではさようなら。

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