以前にもそういう相談をしていましたが、今回はいよいよ服薬調整となり、まあそういうタイミングを先生もはかっていたところがあるんでしょう。エビリファイ3mgが1mgに変更になりました。まだその生活を試していませんが、おそらくこれでうまくいくのではないかというよい予感があります。ちょうど3が1になるくらいがよいと、学校の言うように薬の種類を変更してもらうのではなく、という予想です。学校が発達障害専門学校なので、学校の先生は医者並みに薬にも詳しく、また医師も学校のことを知っていて、それなりに学校からの意見を尊重してくれます。
これを機会に、のんでわかってきたエビリファイという薬の特徴を書いてみたいと思います。エビリファイは、うつ・統合失調症・双極性障害とともに、発達障害にも使われる薬で、ドーパミンの受容体に作用して、ハイ/ローのちょうど中間のいい感じにする薬です。という公的な説明ですが、それが田中に対してどうはたらくか、それは眠気に代表されるように、「ムダな興奮を抑えている」という感覚の強いクスリです。
これまでの人生で田中は何種類も精神薬を飲んでおり、その中には交通事故で頭を打った時の強力なクスリもありましたが、そういうのをのぞくと、エビリファイがいちばん合っているんじゃないか、という気がしています。眠気には困っていたので、こんかい量を減らしてもらったわけですが、エビリファイにはこれまで感じたことのなかった、精神薬の効果を感じるようになっていて。それは時間がゆったりと流れ、空気がまろやかぁになるという、独特の魔法のような作用です。
朝の時間など、通常あわただしい時でも、時計がゆっくり進んでいて、慌てる必要がありません。そうとう時間が経ってしまったなと時計を見ると、まだ3分しか経ってないやん、というようなことが多くあります。また、以前は喫茶店などゆったり過ごすべき場所に行っても、ひとつことにすぐに飽きてしまい、すぐに脱出して次へ、というところがあったのですが、最近はじっとしていることが多く、じっとしていても全然時間が経たないので、勉強などがほんとうにはかどっています。
クスリの効能をここまで言葉にできるほど実感するのははじめてで、発達障害に詳しい東京都という土地に引っ越してきてよかったと思っています。大塚製薬の採用サイトにエビリファイの開発秘話がありましたので、最後にリンクをはっておきます。
https://www.otsuka.co.jp/recruit/interview/interview-details.html?id=2614
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