2019年8月19日月曜日
あたらしいしごと
前の仕事を辞めたのは去年の秋で、去年の今頃はというと、仕事を辞めようと決心して職場と相談をはじめたころだった。だからちょうど一年くらいかかって、ようやく次の仕事が決まったということになる。来月の頭から次の仕事に就くことになった。
決まったのは先週末だ。長い長い就職活動だった。めちゃくちゃ長いブランクを経て、というのは就職活動に苦戦したというよりは、発達障害者として障害者雇用の職を得るために必要な時間だったという感じだ。障害者手帳を取得するまでにまず時間がかかり、発達障害者の就労移行支援を受けるために東京に引っ越してきて、訓練の施設に通所して、施設を通して求人に応募、応募してからも何回も面接やら実習やらがあり、ようやくたどり着いたのである。
前にも書いたが、前職は農業であったので、業界そのものが低賃金であった。だから今度の職業は障害者雇用とはいえ、以前の給与より多くもらえる。田中は前職に就くとき、山の中に逃げ込んでセミリタイアなりよ、と思っていたので、給与の低さを気にすることがなかった。しかし、山の中なら精神的にうまくいくなんて幻想であり、また精神を壊して、そして貧乏にも耐えられなくなった。障害者雇用のメリットとしてよく語られるところだが、田中の次の職場も、よくわからない田舎のおじさんが就職できるなんて全く思いもしなかった、全国に名を轟かす大企業であり、それなりに生活も安定できるので、ほんとうによかった。
工場で働いたり、野菜を育てたり、果物をやったりしていた人が、急にトーキョーのビジネスマンとなることは、ふつうの職歴ではなかなかないことだろう。しかも田中はもうすぐ40歳なのであり、転職する期限切れのおじさんだと思っていた。しかし、障害者になります宣言をすると、こういうことができる。就労移行支援の学校は池袋だったが、あたらしい職場は京王線で新宿に出てから、地下鉄で都心に少し入ったところに行く。ほんとうに都会の都会だ。毎日スーツを着ていく。こんな生活ができるとは思ってもみなかった。夢のようだ。
この仕事で定年まで頑張りたいと思う。そのためには、毎日毎日、努力がいるし、考えることが必要なんだと思っている。考え続けることが大事だと思う。そういう感じで、このブログを続けていきたい。引き続きよろしくおねがいします。読んだら、広告をクリックしてください。田中がお金をもらえるので。もう何ヶ月も誰もクリックしていませんので、どうかおねがいいたします。
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